排泄ケア研究所 活動報告
第30回 日本創傷・オストミー・失禁管理学会学術集会
「感染予防に配慮した新しい排泄ケア」でワークショップに参加
2021年8月13日
2021年7月3日~5日の日程で【第30回 日本創傷・オストミー・失禁管理学会学術集会】がweb開催されました。
7月3日には、排泄ケア研究所も「感染予防に配慮した新しい排泄ケア」をテーマで、学会プログラムの内の「ワークショップ」にスポンサーとして参加しました。当日は、100人を超える参加者の方々にオンライン上にお集まりいただき、好評のうちに終えることができました。
このワークショップには、2020年にユニ・チャームが制作した「感染予防に配慮したおむつ交換マニュアル(ベッド上編/トイレ編)」で監修をいただいた感染管理特定認定看護師の渋谷智恵先生を講師にお招きし、感染対策の基礎知識や排泄ケア場面におけるポイントについてご講演いただきました。
先生のご講演の後には、「感染予防に配慮したおむつ交換マニュアル」の内容を元に制作した“排泄ケア時の感染予防ポイント”の確認動画を使って、参加者の皆さんに楽しく?!日頃のケアを振り返っていただきながら、押さえておきたい感染予防のポイントを再確認していただきました。
第30回 日本創傷・オストミー・失禁管理学会学術集会 ワークショップ
テーマ:感染予防に配慮した新しい排泄ケア ~患者・利用者と職員の健康と安全を護るために~
座長:溝上 祐子(日本看護協会 看護研修学校)
演者:渋谷 智恵(日本看護協会 看護研修学校)
田中 淳一郎(ユニ・チャーム株式会社 排泄ケア研究所)
*アジェンダ*
1.「押さえておこう!排泄ケア時の感染予防ポイント~おむつ交換とトイレ介助~」
日本看護協会 看護研修学校 渋谷 智恵先生
2.「感染予防に配慮した排泄ケア~利用者と介護者の健康と安全を守る~」
ユニ・チャーム株式会社 排泄ケア研究所 田中 淳一郎
3.「どこが間違い?おむつ交換の感染対策」 動画視聴&解説 ※写真
4. 質疑応答
座長の溝上先生(左)と講師の渋谷先生(右)
おふたりの的確でわかりやすい解説やアドバイスは参加者に大好評でした!
●参加者の声
「排泄物の取り扱いについて、再確認でき、施設内での今後の教育に役立てたいと思います」
「感染と排泄ケアを結びつけることで、さらに手技の再確認ができました」
「動画でのおむつ交換手技、手指消毒のタイミングや汚物の処理方法など、
具体的に理解できてよかったです」
「実際によく目にするケア内容を動画で振り返りながら解説があったのでわかりやすかったです」
ユニ・チャーム株式会社 排泄ケア研究所
ユニ・チャーム排泄ケア研究所
2000年設立。全国の施設・病院で排泄ケアの実態調査などを行いながら、医師、看護師、介護福祉士、理学療法士など社外専門家との共同研究活動も展開。
また、排泄ケアの知識や技術を広く社会に普及するため、学校や地域での啓発活動も実施している。