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排泄学エキスパーツ取材

夜間のより良い眠りのため、日中の覚醒と生活リズムを見直しましょう

広島大学大学院総合科学研究科

行動科学講座 教授

林 光緒 先生

夜間良眠の鍵は日中の覚醒にあり!

眠気がないのに早々に寝床につく。寝床にいても、よく眠れないから、昼間うとうとして、また寝つきが悪くなる。そんな悪循環に陥っている高齢者の方は少なくありません。眠りの質が悪ければ、健康を害するのみならず、日中の活動性や意欲も低下します。

睡眠と覚醒には2つのしくみが関わっています。そのひとつが生体リズムを司る「体内時計」です。体内時計は昼夜の変化に同調しています。朝、体温が上がって覚醒し、昼は心身ともに活動状態に、夜には体温が下がって休息状態になります。そのため“夜になると眠くなる”のです。

日中の過ごし方のポイントは?

より良いケアと健康のため、スタッフこそ良い眠りを

林 光緒

広島大学大学院総合科学研究科 行動科学講座 教授。1991年広島大学大学院博士課程修了。現在、広島大学副理事、学術博士。大学での講義や講演活動を通じて、睡眠に関する知識の普及にも力を注ぐ。著書に『睡眠心理学』 (共著 北大路書房) 『眠気の科学』 (共編著 朝倉書店)『睡眠習慣セルフチェックノート』 (共著 全日本病院出版会)などがある。

こちらの記事は、ユニ・チャームが病院・施設向けに配布している『ライフリーいきいき通信 2020年初春号』に掲載している内容です。