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排尿ケアの技術

尿失禁を減らすケア

現状を把握し、適切なケアをすることが、尿失禁を減らすことにつながります。

排泄の観察や排尿日誌の記録をもとに、下の表で尿失禁の状態をチェックし、対処の工夫を考えましょう。

(1)自立排泄できる確率、失禁してしまう比率

現状把握

アセスメントと対処

(2)排尿回数、排尿間隔、最長排尿間隔

現状把握

参考(値)

頻尿の目安:

昼間(朝起きてから夜寝るまで)に8回以上

夜間(夜寝てから朝起きるまで)に2回以上

残尿の目安:

残尿50cc以上は要注意

残尿100cc以上は要診療

アセスメントと対処

(3)排尿量、最大排尿量

現状把握

参考(値)

多尿の目安:

1日尿量(cc)=体重(kg)×40cc以上(男性2400cc以上、女性2000cc以上)

夜間多尿の目安:

一晩の尿量(cc)=体重(kg)×10cc以上(1日尿量の33%以上)

アセスメントと対処

(4)尿意の有無

現状把握

アセスメントと対処

(5)1日の排尿量と水分摂取量の比較

現状把握

参考(値)

水分摂取の目安:

夜間多尿で、1日の水分摂取(食事に含まれる水分は除く)が2000cc以上は要調整

アセスメントと対処

(6)尿が出にくい、残尿感がある

現状把握

参考(値)

尿排出障害の目安:

排尿開始までに時間がかかる

排尿開始から終了までの時間が30秒以上かかるようなら要注意

アセスメントと対処

(7)尿に濁り、悪臭がある

現状把握

アセスメントと対処

(8)投薬の影響

現状把握

参考(値)

風邪薬:

尿がでにくくなる

パーキンソン薬、抗コリン薬、抗アレルギー薬、睡眠薬、抗うつ薬、向精神薬:

膀胱の活動が抑えられる

利尿薬、降圧薬:

蓄尿しにくくなる

アセスメントと対処

(9)排泄行動のプロセス

現状把握

アセスメントと対処