高齢者の排尿の特徴と尿失禁
高齢者の排尿の基本
健常者と比べて高齢者の排尿の特徴は、1日の総尿量は減り、総尿回数が増え、1回あたりの尿量が減少していく傾向があります。また、昼にくらべて夜の尿量が増えるのも高齢者にみられる一般的な傾向です。
健常者 | 高齢者の実態 | |
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尿の生成 | 1200~1500cc/日 | 1100~1200cc/日 |
膀胱の状態 |
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男女差 | 尿道の長さ
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障がい
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1回の尿量 | 200~300cc | 100~150cc |
排尿頻度 | 5~6回/日 |
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尿流率 | 20~30cc/秒(排尿時間:15~30秒) |
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- ※尿流率:勢いのいい尿が出るかどうかの目安となる数値。尿量にもよりますが、1回の排尿時間が30秒程度であれば健康な状態といえます。
1分以上かかるようですと、尿の排出障がいの可能性があります。