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紙おむつの交換方法

立って交換する

つかまり立ちの姿勢でおむつを替える際の、ポイントを紹介します。

おむつ交換の手順

トイレの手すり(介助バー)やベッドに取り付けられた介助バーを使って、被介護者がつかまり立ちの姿勢で、介護者がおむつ(紙パンツや布パンツ)の上げ下げを行ないます。

アウターは紙パンツか布パンツで、インナーにパッド併用が原則です。

トイレの介助バーを利用したつかまり立ちの姿勢です。ベッド脇にポータブルトイレを設置した場合は、ベッドに取り付けた介助バーを利用してつかまり立ちの姿勢をとります。

被介護者がつかまり立ちで安定していることを確認してから、介護者はパンツをおろします。

介護者に支えられて被介護者は便座に移動します。パッドが汚れていれば、被介護者が便座にかけている時に、座った姿勢でパンツからパッドを抜き、新しいパッドをパンツに入れてはさんでおきます。パンツまで汚れていれば、ズボンを脱がせ、パンツとパッドを取り替え、ズボンに足を通しておきます。そして、便座に座った姿勢での排泄を促します(しばらく待ちます)。

うまく便器に排泄できても、できなくても、便座に座る生活習慣は大切です。便座に座る生活習慣を失うことは、トイレ(ポータブルトイレ)で排泄するチャンスを奪ってしまうことになります。

もう一度、つかまり立ちの姿勢に戻し、おしりや陰部を清拭します。

おしり側からパンツを引き上げ、中のパッドの位置をパッドが紙パンツの立体ギャザーの内側に納まるように調整します。紙パンツを腰骨の上までしっかりあげます。

最後にズボンをあげて、衣類を整えます。