紙おむつの選び方
排泄障がいに合わせたおむつ選び
たとえ失禁が始まっても、いきなりおむつを使い、寝た姿勢で交換とはならないはずです。
障がいの進行に合わせた自立支援の目標を持てば、段階的なケア・パターンの選択があるはずです。
適切なアウターとインナーの組み合わせを、ご本人の希望も含め、検討し、8つの排泄ケア・パターンから最適のケアを選ぶようにしましょう。
おむつ選びのポイント(おむつの分類と種類)
おむつはアウターとインナーを組み合わせて使います。それぞれの選び方にもポイントがあります。
アウター選びのポイント
おむつはまずアウター(外側のパンツやおむつ)から選びます。アウター選びのポイントは次の5点です。
- 利用者のADL(日常生活の動作能力)は、残存能力は?
- 今、どんな排泄ケアをしているのか、あるいはどんな排泄ケアを目標にしているのか?
- 排泄する場所はどこなのか?
- 交換する時の姿勢は?
- 利用者本人の希望(抵抗感)は?
インナー選びのポイント
アウターが決まったら、次にそのアウターに適したインナー(パッド)を選びます。インナー選びのポイントは次の3点です。
- 自分で交換できるのか、あるいは介助で交換するのか?
- どんなアウターと一緒に使うのか?
- 症状や生活スケジュール、介護力に応じて吸収量や形状を目安に、昼用、夜用、長時間用を状況に応じて使い分ける。