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「おむつ交換」の

見直しから始める業務改善

1. 人手不足の介護現場で生じる
「疲弊」の改善策とは

スタッフの離職を招く人手不足の悪循環

常に多忙な介護現場において、おむつ交換は特に労力と時間が取られる業務です。人手不足が慢性化している昨今では、「おむつ交換に対応していると他の業務が手薄になる」「業務が思うように進まず休む暇もない」といった声も聞かれるようです。ゆとりのない職場では仕事に対する満足度も低下しがち。スタッフ様のモチベーションにも関わりますので、早期解決が必要です。

おむつの交換回数は減らすことができる?

長時間使用を可能にする高機能パッドを選び、上手に活用していただければ、おむつの交換頻度を減らしても、モレや肌にも安心です。おむつ交換に取られていた時間が減ることで“ゆとり”が創出でき、スタッフ様の業務負担の軽減と利用者様の生活の質の向上が期待されます。

2. おむつ交換回数の見直しは
「スタッフの不安解消」から

「他ではどうしてる?」の情報が議論停滞の突破口に

交換回数を減らすことに対し、不安や抵抗感から消極的なスタッフ様がいて、議論がなかなか進まないというお悩みをよく伺います。

そのようなときは、「他ではどうしてる?」の情報が突破口になる場合があります。排泄ケアコーディネーターは、日本全国の施設・病院のおむつ交換実態調査の結果や、交換回数の見直しに取り組まれた施設様・病院様の事例を具体的にご紹介し、皆様の取り組みをサポートいたします。

低頻度交換の懸念はモニター期間の「検証」でクリアにする

交換回数を減らすことに成功された施設様・病院様がよくおっしゃるのは、「不安や心配ごとは全て検証で解消できました!」という点です。いろいろな視点での意見は歓迎すべきもの。モレや肌への影響はどうか、業務の負荷はどう変化するか、などを試供期間を設けて検証し、実際に確かめていただいています。スタッフ全員が結果に納得し、新しいケアに向かえたそうです。お試しはいつでも可能です。お気軽にご相談ください。

3. なぜモレる?
原因がわかれば対処方法が見つかる

モレの原因は吸収量不足だけはない?

長時間の使用では、外モレしないか不安を感じる方は多いと思います。「大きいパッドをきちんと当てたのに十分吸わずにモレた」というご経験がある方も多いのではないでしょうか。まだ吸収できるはずなのに外モレしてしまう“不思議モレ”。実は要介護高齢者の「尿」が原因の場合もあります。寝て過ごすお時間が長いと尿に不純物が生じ、パッド表面が目詰まりしてしまうのです。外モレ対処には目詰まりしないパッド選びも大切です。

外モレを防ぐにはおむつの当て方も大切!

外モレの原因は、排泄物の量や性状、体型、体の向きや動きなど非常に個人差があります。外モレに対処するには、ケースごとにモレの発生原因を明らかにして、個別に検討を重ねることが欠かせません。適切なおむつやパッド選び、その方にあった当て方を、排泄ケアコーディネーターが皆様と一緒に考えます。満足できる成果を得られるまでサポートいたします。ぜひご相談ください。

4. おむつの長時間使用で心配な
肌トラブルを防ぐには?

長時間使用しても快適な高機能パッドを選ぶ

「おむつはこまめに変えないとかわいそう」「長時間使用すると肌トラブルが起きてしまうのでは?」と考える方は少なくありません。しかし、現在は殿部の逆戻りほぼ “0” を実現した高機能パッドもあり、快適性も飛躍的に向上しました。おむつ交換回数も、高機能パッドを使用した低頻度交換が現在の主流となりつつあります。低頻度交換が実現すれば、夜間の睡眠や日中の活動を分断してしまうことなく、その方らしい生活を送っていただくことが可能になります。

世界初!※ 摩擦やズレ力を逃して肌を守る次世代パッド

肌トラブルの原因は湿潤だけなく、実はおむつと肌の間に生じる摩擦やズレなどの物理的刺激も原因であることがわかりました。「ライフリー 一晩中安心さらさらパッド Skin Condition スーパー・ウルトラ」は、世界で初めて摩擦やズレ力を逃す構造を搭載しました。さらに、繰り返しの排尿でも臀部の逆戻りほぼ“0”を実現。長時間の使用でも、快適で肌にも安心! 試供はいつでも可能です。お気軽にご相談ください。

※製品後方部の肌側に低摩擦シート、カバーシートを有し、カバーシートが低摩擦シートの上を滑ることにより身体の動きに追従してずれ力を低減する構造。主要グローバルブランドにおける大人用尿とりパッド対象

2017年7月ユニ・チャーム調べ

【事例紹介】
「人手不足」解決のカギはおむつ交換

テープ止めご利用者様のおむつ交換は、以前は9時・13時・19時・1時に行っていました。ただ、1時の交換は、音やわずかな照明で患者様を起こしてしまうこと、また当病院はケアミックスなので、他の患者様への影響も懸念していました。

「一晩中安心さらさらパッド Skin Condition」を使い、現在は個別対応の方を除き、原則1時の交換は行いません。3名のスタッフで1時間30分から2時間かかっていましたが、体位変換だけで済むため、30分に短縮。その分、コール対応や状態の悪い方の見守り、雑務などに時間を使えるようになり助かっています。患者様からも「ゆっくり眠れて良かった」「熟睡できた」などのお声をいただけました。

おむつ交換に向かうスタッフ様

外モレや肌への影響は排泄委員が中心に観察・評価

排泄委員は11病棟に看護師1名・介護者1名ずつ、計22名います。交換回数の削減を試した際は排泄委員が中心となり、外モレしないか、肌トラブルが起こらないかをしっかり観察してレポートしました。「外モレや肌への問題なし」の結果が出ると、交換回数の削減に心配で消極的だったスタッフも「もとのパッドに戻す?」と聞くと「いやいや」と(笑)。

昼間も、おむつ交換以外で患者様のもとに訪れることができ、双方に笑顔が生まれています。

排泄委員会の皆様と
排泄ケアコーディネーター

交渉のポイントは、業務量と患者様の満足度の変化!

齊藤看護部長:スタッフの業務量や患者様の満足度は数値化が難しいので、排泄委員会での議論と、業務の変化を実地で確認。スタッフが自ら、いい変化を実感できています。働く人が満足すれば良いケアができます!

一方、商品については、個別対応含め、うまく使いこなすことで今までの予算を超えないという目標を設定しました。導入後3ヶ月たった現在まで、達成が確認されています。

排泄ケアコーディネーターさんは、永生病院を知り尽くしてくれています。今、何が必要かを見極め、最適なタイミングでアドバイスをくれる頼れるパートナー。

今回の成功は、病院という組織に次の交渉を進めるための担保になりました。我々は、まだまだ進化し続けますよ!

齊藤看護部長

【今回の取材先】医療法人社団永生会 永生病院

永生病院は、一般急性期、回復期、慢性期を担う病院として、質が高く、安心、リハビリ・マインドのある医療を提供しています。急性期の医療を終えて回復に向かう患者様が、少しでも早く在宅復帰できる病院を目指しています。また、在宅生活が困難な患者様には、安心して長期療養できる病棟を整えています。ライフリーは、永生病院様のこの素晴らしい取り組みをサポートしています。