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トップ > 船津良夫の現場から学ぶ

最新号

NEWVol.5「自立の自覚」2011.12.01

ユニ・チャーム排泄ケア研究所は、「リハビリパンツとパッドの組み合わせ」を検証するために、ある介護老人保健施設に協力を要請しました。2週間にわたる検証テストでお世話になりました。そして、私たちはその施設の現場から多くを学びました。
テスト期間中のある日、認知症棟の看護師長から、「パッドを1日に20枚も使う利用者がいるのだけど、なんとかならないかしら?」と相談を受けました。その方は今回のテストの対象者ではなかったのですが、若い男性研究員と私は、1日に20枚のパッドを消費するというTさんのお部屋を訪問しました。
Tさんは92歳の女性で、要介護度は4、認知症も進行しているとのことでした・・・

バックナンバー

Vol.4 「自律と自立」2011.03.28

私は、ある研修会で、身体障害者授産施設で生活支援員をしている方とご一緒したことがあります。今回はこの生活支援員の方から聞いたお話を紹介します。
授産施設ですから、利用者は毎日決まった時間、労務作業に従事します。昼食が済んだ後の昼休みに、利用者の一人である青年は、車イスを操作して外出します。近くの図書館に本を借りたり、返しに行くためです。そして、図書館でちょっと立ち読みするのが楽しみです。でも昼休みは2時間しかありません。そそくさと昼食を済ませ出かけるのですが、車イスでの往復に40分ちかくかかります。ですから、図書館には30分ぐらいしかいられません。雨の日以外は、毎日毎日元気よく出かけていく青年の姿を見たスタッフの一人が、「手の空いているスタッフが、車で送り迎えしてあげようよ」と言い出しました。…

Vol.3 高齢者虐待と養護者の支援2010.09.10

2006年4月から「高齢者虐待防止法」が施行されました。この法律の正式名称は、「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」と、長い名前が付けられています。高齢者虐待の背景には、養護者に対する周りの人たちや社会の支援不足が存在することを意識した法律です。虐待の主な種類として、「身体的虐待」「心理的虐待」「性的虐待」「経済的虐待」「介護・世話の放棄・放任」の5つがあげられています…

Vol.2 「福山友愛病院 末丸修三先生の【認知症高齢者の生活機能改善への取り組み】」2010.08.04

2006年5月13日、松山市で開催されたユニ・チャーム主催の「愛媛県ライフリー排泄ケア・フォーラム」には300名の医師・看護師・介護職の方々が参加されました。このフォーラムで、福山友愛病院(精神科)副院長の末丸修三先生が、「食品包装ラップによる褥瘡局所治療法」と「アウトドアで行うアクティビテイケア・プログラムの認知症高齢者における意欲および生活の質(QOL)に及ぼす効果---自立排泄支援を併せた複合ケア介入の評価---」の2つの演題で講演されました..

Vol.1 知的障害者通所授産施設で出会った親子 2009.11.9

2005年の秋から、ボランティアで、知的障害者通所授産施設に伺うことがあります。約60名の知的障害者が通って来て、作業をする施設です。利用者は箱つくりや袋詰め等の作業を行い、月に数万円のお給料をもらいます。自宅やグループホームから通勤してくる知的障害者に、主体的に働いて生活の糧を得る労働 の場を提供し、自立して社会参加ができるよう支援することがこの施設の理念です…