紙おむつとは

パッドの山型と谷型

パッドのあて方には、「山型あて」と「谷型あて」があります。
同じパッドでも「山型」にあてた方が有効な場合と、「谷型」にあてた方が有効な場合とがあります。
またパッド自体が「山型」に、あるいは「谷型」に成形されているものもあります。
症状や目的によって、パッドの選び方、あて方が違ってきます。

吸収のメカニズムと「山型あて」

パッドの基本機能は、尿のあたった接点から、尿を表面に広げず瞬間的にワンポイントで吸収し、パッド内部に吸い込み、肌から離して固めてしまい逆戻りさせないことです。この機能は、尿道口に接する「山型あて」で最も有効に働きます。特に女性の場合は、尿道口をふさぐように「山型」にあてることが基本です。 尿の量が多かったり、尿に勢いがある場合でも、表面を流れた尿は脇の立体ギャザーでせき止められ、再び内部へ吸収されていきます。

状況に応じて使い分ける「谷型あて」

パッドのあて方は「山型あて」が基本ですが、一度に出る尿が多量の場合、あるいは下痢状の水様便が混ざった場合、パッドの吸収スピードが間に合わず表面に広がってしまうことがあります。こうしたケースには、広い面積のパッドを、肌との間にすき間を作ってあてる「谷型あて」が適しています。肌とパッドの間にできたすき間に尿や便をいったん溜めて、徐々に吸収させるしくみです。 夜間の多尿や軟らかい便に対応するには、「谷型あて」向きに成形された面積が広いパッドや、流れを止める立体ギャザーの高いものを選ぶようにしましょう。
また男性用のパッドには、袋状に成形されたものや、ろうと状に組み立てて使うものがありますが、この種のパッドの吸収原理も、いったんカップ状の谷間に尿を溜めて吸収する「谷型あて」のしくみといえます。
また、紙パンツや紙パンツ専用のパッドも高いギャザーで流れを止める「谷型」成形の商品といえます。

インナーとして使用するパッドを尿道口に接するようにあてることで、尿をパッド内部にすばやく吸収させる。一時に出る尿の量が多く勢いがいい場合でも、尿の流れを立体ギャザーでせき止め、パッドの表面に戻して吸収させるしくみを備えている。パッド表面にあたった尿をワンポイントで内部に落とす吸収力、表面に広げない吸収スピード、尿を逆戻りさせない保水力がパッドの品質を左右する。

夜の多尿や軟便と尿が混ざった排泄物は、夜用として市販されているパッドを尿や便の流れる方向に、谷型(カップ状)にあてる。排泄物を肌とのすき間にいったん溜め、徐々に吸収させるしくみでつくられた面積が広く、溜めておくための空間が成形されたパッドや、高いギャザーで流れをせき止めるパッドが適している。
また、紙パンツや紙パンツ専用パッドも高いギャザーが特徴で、「谷型あて」に適している。